
このDi U VC PZD B008は
・18〜270mmの15倍高倍率ズームレンズでありながら、すごくコンパクトで持ち運びしやすい
・強力な手ぶれ補正機能を搭載している
・AF(オートフォーカス)が高速で、しかも静か
という特徴があります。
私は。。。
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キヤノンのEOS Kissを使用しているのですが、普段使用しているレンズは18〜50mm。広角側はこれで十分なのですが、望遠側についてはいつも不満を感じていました。
でも望遠側を重視すると、本体が重くなって持ち運びしにくくなるんですよね。なので今回のDi U VC PZD B008は270mmの高倍率ズームを実現しつつも、本体が非常にコンパクトなので持ち運びしやすそう。口コミなんかみてみても、「画質がいい」というコメントがあったりして、なかなか良さそうです。
今回のミーティングでは、キヤノン/ニコンのAPS-C一眼レフを持ってきた人は全員このレンズを使用できるということなので楽しみ〜

まずはこのレンズを製造しているタムロンという会社の説明から。私自身、カメラ好きなので、交換レンズメーカーとしてタムロンの名前は前から知っていました。一眼レフの交換レンズ以外にも、コンデジのレンズ、監視カメラのレンズなど、多様なレンズを製造しているそうです。

次は、いよいよDi U VC PZD B008の説明です。2010年がタムロンの60周年に当たるということで、60周年記念モデルとして登場しました。


Di U VC PZD B008の開発にあたってのキーワードは、
1)より小さく軽く
2)より静かに
3)より高画質に
の3点です。これらすべてを実現することで、持ち運びしやすい高品質の高倍率ズームレンズが提供されることになります。

以前のモデルに比べて容積を24%削減。

モーターにビエゾモーターを採用することで静粛性を実現しました。

また設計の見直しにより高画質も実現しています。


ここまでの説明で、このDi U VC PZD B008が非常にコンパクトで、静粛性を実現した高画質な交換レンズに仕上がっていることがわかりました。
そうなると、早くこのレンズを使ってみたいところ。
するとこのタイミングでレンズが渡されました。

私はキヤノン対応のレンズを選択。参加者全員に行き渡るよう十分な数のレンズが用意されてます。対応する一眼レフを持ってきていない人向けに、一眼レフの貸し出しもあるのですが、全員一眼レフを持参してきたので貸し出しを希望する人はなし。そりゃ、交換レンズのブロガーミーティングですから、みんな一眼レフ持ってますよね・・・

レンズ自体はすごくコンパクト。これで270mmの高倍率を実現しているとはすごいですね。私の持っている200mmズームレンズはこれよりはるかにでかいです。持ってみた感じもそれほど重くないし。確かにこれなら常につけてても重くないかも。

すごく小さいなあ。。


焦点距離を変えるのに指で触る部分には、しっかりと滑り止めが施されているので、指で回すときも滑ることはありません。逆にちょっとしっかりしすぎているかも。

Di U VC PZD B008には手ぶれ補正機能(VC)がついていますが、オン/オフを切り替えることができます。

こちらはAF(オートフォーカス)とMF(手動フォーカス)の切り替えスイッチ。

ピエゾモーターを搭載しているということで「Piezo Drive」のロゴが記載されています。

焦点距離を18mmにしているところ。この状態では、普通のズームレンズですが。。。

一番望遠側の270mmにするとレンズがここまで出てきます。長さが2倍ぐらいになっているのがわかります。よくこれだけのものを収納できたな、と感心してしまいます。
レンズ本体をチェックしたところで、次にこのレンズを使って撮影してみました。
ミーティングは会議室で行われたのですが、いろいろな被写体が用意されていました。

撮影し始めて気がついたのは、AFの動作音がすごく静かで、焦点の合うスピードが速いこと。
ジージーいうモーター音がほとんどなく、すごくスムーズに焦点あわせをやってくれます。ファインダーをのぞいていると、被写体に焦点がすいつく感じ。なんか不思議な印象を受けます。一生懸命、焦点合わせをやっているのではなく、焦点のあうところへピタッと収まってくれます。これだと、なかなか焦点が合わず、モーター音がジージーいう事態を避けることできます。静かな環境で撮影する場合にも重宝しそうです。
ズームはスムーズに動きます。かなり可動域が広いので、18mmから270mmまで一気に焦点距離を移動させることはできませんが、指で触る部分がしっかり滑り止めになっているので操作はしやすいです。
キヤノン一眼レフを使用していると、ズームを回す方向が逆になるので最初は違和感がありますね。ニコン製レンズと同じ方向に回すのでニコンを使う場合には問題とならないのですが。担当者の方のお話によれば、キヤノンレンズと同じ方向に回すレンズの開発は検討していないとのこと。やっぱりコストの問題でしょうかね。

いろいろと撮影してみたのですが、自分の実力不足のせいもあり、このレンズの実力をなかなか発揮できませんでした。この後、モニターとしてレンズを1ヶ月貸し出していただけるので、そのときにいろいろと試してみたいと思っています。



上の写真は一番広角側で撮影したところ。

一番望遠側にするとここまで寄れます。さすが高倍率ズーム。

あとこのミーティングでは、プロカメラマンの並木隆氏による「レンズ活用講座」が開催されました。

お子さんをモデルにして、どのように撮影すればいいのかを具体的に示してくれます。

さすがはプロカメラマン。生き生きとした表情を切り取ってますね。

最初に指摘されたのは「皆さんズームレンズの使い方が間違ってます」ということ。写真をうまく撮影できるようになるには、ズームで被写体を大きくしたり小さくしたりするのではなく、焦点距離を固定して、自分が被写体に近づいたり、遠ざかったりすることで調整する必要があるのだそうです。そういえば、初心者はズームレンズを使うのではなく、単焦点レンズで練習するのがいい、と聞いたことがありますが、それと同じですね。

花をうまく撮影したいときは、一本飛び出している花を撮影する必要があるとのこと。まとまって咲いている花は特徴がつけづらく、なかなかいい写真に仕上がらないのだそうです。確かにそうだよなあ。

花の撮影を頼まれた並木氏。変な写真は撮れない、と結構真剣に撮影されてました。
ほかにいろいろと参考になるコツを教えてもらえたので備忘録として記しておきます。
・写真をうまく撮りたいのなら、いろいろな人の写真を見る。さまざまな撮影方法があるのを理解すれば、撮影の幅が広がる
・とにかくたくさん撮影する。たくさん撮れば、何枚かはいい写真がとれるはず。
・撮影する角度、高さなどを変えてみる。いつもと違う視点から撮影すれば思いがけない写真が撮れる。
・連写するときは、最初にしっかりとピント合わせをする
・いかに空間を空けるか。写真に空間があると雰囲気が出る
いろいろとためになる情報をフランクにお話いただきました。
あとはモニタープログラムでこのレンズをお借りできるので、いろいろな状況で撮影してみたいと思います。
【タムロン交換レンズDi U VC PZD B008を使ってみました】
・タムロン交換レンズDi U VC PZD B008でわんこを撮影してみました。
*デジカメの詳細情報については、デジタルカメラ徹底比較購入ガイド
も参照してください。

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